村上海賊の娘 上巻を読んだ

「のぼうの城」で有名な和田 竜の最新作「村上海賊の娘 上巻」を読んだのでレビュー。

どんな本?

和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。

この記事を書いている2014年4月9日に晴れて「2014年度 本屋大賞ノミネート作品」から「2014年 本屋大賞作品」となりました。自分も書店でその評判が気になり、買ってみたのですがめちゃくちゃ面白い。

歴史に詳しくなくても読める

僕は毛利水軍という名称はどっかで聞いた事ある程度、時代背景など全然しらない状態で読みました。そんな僕みたいな方の為にところどころで詳しい解説があり、詳しくなくても上手に世界に引きずり込んでくれました。

また、括弧での心情描画も親切&適切な量で読みやすかったです。

史上最強のブスなヒロイン

登場人物全員が存在感があり、さらに方便のおかげか当時の海賊の雰囲気が手に取るように分かりやすい。そして何より醜女(ブス)なのにイケメン好きという村上海賊の娘_村上 景_。どうやら下巻で本領発揮するらしいのだが、僕的には上巻の時点でもう感情移入しまくり。早く下巻での躍動を味わいたい。

ちなみに景の外観は目が大きく痩せて大きな唇。昔だと確かにブスかもしれないけど、現代だとどう考えても美人。実写化したら誰が村上景役になるのか楽しみだ。

ちょっと辛い所

時代小説だからか分からないが、章の冒頭や重要なシーンの前に資料の解説が入り、__それをそのままストーリーの進行に当てている__ので、「それってつまりどういう意味?」という__疑問を持ちながら読まざるをえない所が複数あり、もっとストーリーに集中させてくれればいいのに__と感じた。

詳しい解説は注釈だと作者の意向では無いだろうから、章の冒頭ではなく終わりに書いて欲しい。

村上海賊の娘 上巻
村上海賊の娘 上巻
posted with amazlet at 14.04.09
和田 竜
新潮社
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